毎度、お世話になっております。

クラウンライン台湾の岡和田です。

 

今回も忙しくする日本人の皆様へ、台湾・日本に関連したニュースを、

ご紹介させていただければと思います。

よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。

 

 

6/20、中国政府は中国の税関当局が台湾産バンレイシ(釈迦頭)、ライチの輸入を再開すると発表しました。

 

中国税関当局は2021年9月に害虫が検出されたとして、台湾産のパイナップルなど複数の果物について輸入を停止していましたが、このうち一部の果物の輸入を20日から再開するとのことです。

 

台湾・台東のバンレイシ農家からは「知らせを聞いて涙が出た」「この日が来るのを2年も待っていた」など喜びの声が聞こえていますが、背景には2024年に迫る次期総統選挙への国民党（親中派）のアピールともいわれています。

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中国、台湾産バンレイシの輸入を再開、台東の農家「2年も待った」―中国メディア
▼参考： https://news.biglobe.ne.jp/international/0621/rec_230621_5802468333.html

中国政府 台湾のライチを輸入再開　台湾総統選挙に向けてアピールする狙い
▼参考： https://nordot.app/1043836359919845564?c=388701204576175201
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今回のメルマガでは、2024年に迫る台湾総統選挙に関する各政党の状況をご紹介できればと思います。

 

 

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台湾の次期総統選で勢いづく第三勢力

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現在の台湾の総統は民進党・蔡英文さんで、反中親米である現在の台湾の与党となります。

一方、現在の台湾最大野党である国民党は親中派と言われています。

 

先ほどの台湾産果物の輸入再開では、国民党の夏立言副主席と、今回輸入再開の対象となった果物の産地である台東県のトップが中国を訪れ、6/18に中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室トップの宋涛主任に輸入再開を求めた成果と言えます。

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中国政府 台湾から輸入停止していた一部の果物 輸入再開

▼参考： https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230620/k10014104661000.html
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台湾の政権は民進党と国民党がバランスよく入れ替わっている印象ですが、
最近ではどうやら風向きが変わってきているようです。

 

台湾のケーブルテレビ大手TVBSが６/14～16に行った世論調査によると、
第三勢力である民衆党・柯氏の支持率は33％で、民進党・頼清徳副総統（30％）、国民党・侯友宜・新北市長（23％）を上回る結果となりました。

 

５/17時点の調査より柯氏は、この１カ月で支持率を10ポイントも上げた形になります。

その意外な結果の背景には下記のような点が考えられます。

 

・5月末に民進党の元職員がセクハラを党幹部に相談したが、適切な対応がとられなかったとしてメディアに告発した。その結果、他にもセクハラ被害の告発が相次ぎ、形勢が悪化している。

 

・国民党にとってはチャンスなのだが、今まで通りの台中融和策は無党派層には刺さらず、現状維持で支持率を獲得できていない。

 

・民衆党・柯氏の発言によると「民進党は中国の信頼を失い、国民党は中国に従順過ぎる。両党では両岸（中台）の苦境は解決できない」とし、今までにない「中間路線」をアピールしています。結果、無党派層や若者の支持率を上げていると言われています。

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台湾・総統選で第三勢力 民衆党の柯文哲氏が支持率トップに急浮上

▼参考： https://japan.thenewslens.com/article/4090
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私は選挙権もないので、台湾人のような選挙に対する熱量はありません。

 

しかし、日本のように長年「与党=自民党」というようなこともなく、
定期的に政権が変わり、ほどなくして新たな第三勢力が勢いづくという台湾の政局は、なんだか健全なように見えました。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか？

それでは本日はここまで