毎度、お世話になっております。
クラウンライン台湾の岡和田です。
今回も忙しくする日本人の皆様へ、台湾・日本に関連したニュースを、
ご紹介させていただければと思います。
よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。
さて、台湾では今年の8月から、環境にやさしいとされる生分解性プラスチック製の使い捨て食器の提供が禁止されるそうです。
台湾政府は2002年7月以降、公的機関や商業施設、飲食店などで使い捨てプラスチック食器の提供が禁じられましたが、生分解性プラスチックは規制対象から除外されていました。
理由としては、生分解性プラスチックといっても自然環境で必ず分解するとは限らず、一度海や川に流れ出せば、化石燃料由来のプラスチックのように環境を汚染するからです。
事実、欧州議会は2018年に「生分解性プラスチックはプラスチック汚染の問題を解決できない」と決議しています。
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台湾、自然分解プラ製使い捨て食器の提供禁止へ 飲食店などで8月から
▼参考: https://japan.focustaiwan.tw/society/202302040002
台湾で生分解性プラ禁止へ ー 生分解性プラがプラスチック汚染の解決策にならない理由
▼参考:https://www.greenpeace.org/japan/campaigns/story/2023/02/28/61769/
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実は台湾は世界トップクラスのリサイクル大国であると知っていましたか?
台湾の資源回収率は約53%となっており世界トップクラスであり、日本は約20%ほどだそうです。
今回のメルマガでは、リサイクル大国である台湾で行われている施策を紹介させていただきます。
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「ゴミ島」と呼ばれた台湾
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台湾のゴミ回収率は世界でも最も高いレベルにあります。
しかし、1990年ごろの台湾では資源ごみの回収は全く行われておらず、町中にゴミ捨て場も存在していましたが、誰もルールを守らずゴミで溢れかえっていたようです…。
それを考えると全国でゴミ出しルールを守る日本人はスゴイですね。
見兼ねた台湾政府は廃棄物管理を推進し、ゴミ捨て場の廃止や、資源回収業者の増加、ごみ袋の有料化などを行いました。
その結果、15年前は1日1人当たり1.2㎏だった台湾人のゴミ排出量が、現在では0.4kgまで減っているようです。
ゴミ焼却場の多くでは、実際のゴミの量が焼却能力を下回っており、上手く管理できているようです。
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台湾のゴミ回収の成果、米の科学総合誌が紹介
▼参考: https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=151&post=148311
【台湾はリサイクル先進国!】現地ごみ処理事情とエコ活動
▼参考:https://www.applemint.tech/blog/taiwan-garbage/
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ここで日本でのリサイクル率が20%というのに、納得がいかない人もいるかもしれません。
原因は生ごみも一般ごみとして焼却処分を行っているからだそうです。
台湾はもちろん、先進国でリサイクル率が高い国は生ごみも分別して処理しているので、リサイクル率が高いのです。
また、日本は焼却の際にでたエネルギーを再利用(サーマルサイクル)はしているのですが、それは海外ではリサイクルとは認められないんだとか…。
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2030年に台湾からプラスチックが消える?
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2018年に台湾政府は、2030年までにプラスチック製ストロー、テイクアウト用飲料容器、使い捨て食器、プラスチック製レジ袋の使用を全面禁止すると発表しています。
2020年、台湾でプラストローが飲食店から消えたのは記憶に新しいのではないでしょうか?
2030年の全面禁止までのステップは下記のようになるそう。
<プラスチック製ストロー>
・2020年、全ての飲食店に対して店内での提供を禁止
・2025年、テイクアウトの使い捨てストローの有料化
・2030年、全面的に使用を禁止
<テイクアウト用飲料容器>
・2020年、マイボトル持参で割引(2NT$⇒5NT$に引き上げ)
・2025年、マイボトル持参で割引(5NT$⇒10NT$に引き上げ)
・2030年、全面的に使用を禁止
<使い捨て食器>
・2020年、全ての店舗の店内で使用禁止
・2025年、屋台での使用も禁止、食器の有料化
・2030年、全面的に使用を禁止
<プラスチック製レジ袋>
・2020年、レシートを発行する全ての店舗で無料提供禁止
・2025年、屋台など小店舗(約30万店)も無料提供禁止、有料金額の引き上げ
・2030年、全面的に使用を禁止
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プラスチック使い捨て食器・容器、30年に全面禁止(2018年)
▼参考: https://www.ys-consulting.com.tw/news/75569.html
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私も外食が多く、レジ袋をもらう場面が多くあります。
それが全部なくなると考えると、ちょっと想像ができません。
代替品として、紙などの容器が増えるのでしょうか?
もしくは常にマイボトル、マイストロー、マイバック、マイ箸…など携帯するとか?
(荷物が増えてしまう…)
さて、いかがでしたでしょうか?
それでは本日はここまで