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中国で拘束される外国人2023.10.06

毎度、お世話になっております。

今回も忙しくする日本人の皆様へ、台湾・日本に関連したニュースや、海外引越にかかわる情報をご紹介させていただければと思います。

 

よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。

 

10/4、台湾政府の情報機関である国家安全局の蔡局長は、

中国で7/1に改正された「反スパイ法」が施行されて以降、台湾人が中国の入国審査で尋問を受けるケースが増加していると明らかにしました。

 

7/1から現在までで台湾人が尋問された件数は9件でした。

今年上半期は4件だったことから、同法施行後から尋問された件数は少なくとも倍以上になります。

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中国で台湾人への尋問倍増 改正反スパイ法施行後
参考: https://japan.focustaiwan.tw/cross-strait/202310040007

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日本人でも中国で拘束されたというニュースは耳にされている方も多いかと思います。

今回は、中国で不当拘束される外国人に関して深堀してみました。

 

 

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日本人は未だに5名が中国に拘束されたまま

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2014年に施行された反スパイ法によって、現在までに17人の日本人が拘束されました。

 

その内、1人が病死し11人は刑期を終えるか不起訴で解放されていますが、

現在でも5人の日本人が拘束されているのが分かっています。

 

中国に拘束されたうちの1人である鈴木 英司氏は、北京外国語大学で教員を務め、「日中青年交流協会」を設立するなど、日本と中国の友好事案を進めていました。

 

鈴木氏は2016年に国家安全局に突如スパイ容疑で拘束され、懲役6年の実刑判決を受け、2022年に刑期を終え釈放されています。

 

鈴木氏に関するスパイ容疑は、同氏が2013年に中国高官との会食中、北朝鮮情勢ついて会話をし、その後、日本政府関係者に伝えたことだそうです。

 

会話内容は、既に公開されている情報であったにもかかわらず、これが国家機密の収集に当たるとされ、検挙されてしまったのです。

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中国がアステラス製薬社員を拘束した「本当の狙い」、元公安捜査官が解説

参考:https://diamond.jp/articles/-/320540

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一方、中国に拘束されている日本以外の国の人達はどうでしょうか?

 

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拘束された人数はアメリカ人が最多? 台湾人も

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台湾人ビジネスマンの李氏も2019年に拘束され服役し、今年2023年9月に台湾に戻ってきました。

 

拘束のきっかけは中国出国の荷物検査で「香港頑張れ」と書かれたカードを偶然持っていたことだったそう。

 

中国当局は当初、カード所持の件で訴追しようとしたが法律的にも無理があったそう。

その後、李氏が武装警察部隊を撮影していたことから、それを口実にしたスパイ容疑に切り替えたと李氏は説明します。

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香港支持で「政治的」拘束。中国でスパイ扱いの台湾人
参考: https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1882939

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サンフランシスコの人権団体「対話財団」の創設者ジョン・カム曰く、なんと200人以上のアメリカ人が不当拘束されていると説明しています。

 

ちなみにBeing AIに言わせると、拘束されているアメリカ人は十数名ほどだそうです…。

その他にもカナダ人やオーストラリア人などが数名拘束されているので、

十数名だとしてもアメリカ人が一番多く拘束されていると言えそうです。

 

もちろん人権団体や、不当拘束された方の家族が米政府に懸命に訴えていますが、その進捗は遅く、解決にはまだまだ時間がかかりそうです。

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200人以上のアメリカ人も不当拘束、中国政府が標的にしているのは誰か?
参考: https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-101240_1.php

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いかがでしたでしょうか?

それでは本日はここまで

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