毎度、お世話になっております。
今回も忙しくする日本人の皆様へ、台湾・日本に関連したニュースや、海外引越にかかわる情報をご紹介いたします。
よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。
先日11/3に、日本で「ゴジラ -1.0」が公開されましたね。
誕生からすでに69年たっており、シリーズも本作で国産の実写作品としては30作目にもなります。
特撮もので言えば、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」もありますが、「ゴジラ」シリーズほど長い期間の間、世界中でヒットしたのは他にありません。
また新作公開に影響されてかわかりませんが、台北近くの映画館(新北市)でも新旧ゴジラ映画8作品の公開が行われているようです。
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台湾でゴジラ8作品を特別上映へ 高さ2メートルの立像も設置
参考:https://japan.focustaiwan.tw/entertainment-sport/202311090007
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私、大ファンというわけではないのですが、今回のメルマガではいつもと少し趣向を変えて、日本が誇る「ゴジラ」についての情報を皆様にシェアさせていただきます。
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「シン・ゴジラ」 から
原点回帰をしたゴジラ映画
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私だけかもしれませんが、従来の「ゴジラ」シリーズには子供向けの娯楽映画という印象があります。
しかし、第1作目(1954年11月) は子供向け映画とは違う、少々シリアスな内容になっています。
テーマは「反核」であり、少々政治色が強いテーマの作品でした。
なぜなら、「ゴジラ」の誕生は1954年3月に米国が実施した水爆実験によって日本の漁船が被曝した「第五福竜丸・ビキニ事件」が背景になっているのです。
その後、シリアスなイメージから大衆娯楽映画に変化していったゴジラですが、イメージを大胆に刷新したのが2016年の「シン・ゴジラ」です。
(脚本・総監督として手掛けたのは、あのアニメ「エヴァンゲリオン」シリーズで有名な庵野 秀明氏)
「シン・ゴジラ」は、初代ゴジラへの原点回帰的な作品となっており、従来の作品とは異なるシリアスな内容のゴジラ作品となっています。
従来のゴジラ作品は、新聞記者や民間の研究者など、比較的観客が親しみやすい人物を主人公とした映画でした。
しかし、「シン・ゴジラ」では、政治家や官僚、自衛隊などの行政機関、防衛組織など登場人物が多く、彼らの心情や活動にフォーカスされた従来作品には見られない演出となっていました。
ゴジラが出現して次々に起こる「想定外」の事態に、後手後手の対応に回る日本政府の様子は、福島第一原発事故の日本政府を彷彿とさせます。
また、建物が倒壊し街が破壊される映像には「東日本大震災」の被害の様子も思い起こさせます。
このような、ゴジラの描き方は、非常に目新しく、国産「ゴジラ」映画史上1位の興行収入82.5億円を記録しました。
そして、最新作の『ゴジラ-1.0』は、「シン・ゴジラ」を凌ぐ、ゴジラ史上最高傑作と言われています。(監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの山崎 貴)
評価では『ゴジラ-1.0』は怪獣映画というよりはヒューマンドラマと言われており、「泣ける映画」と言われているそうです(笑)
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『シン・ゴジラ』は日本の何を破壊する? 庵野秀明監督が復活させた“おそろしい”ゴジラ像
参考: https://realsound.jp/movie/2016/08/post-2377.html
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今回、何気なしに「ゴジラ」について調べてみましたが、予想に反して様々な思いやメッセージが込められている映画だと思い知らされました。
これが日本のみならず世界中で、そして世代を超えて長年愛されている理由なんだと思います。
台湾での「ゴジラ」シリーズの公開は12/31まで。
新荘副都心駅の目の前の映画館ですので、興味がある方は是非!
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國家電影及視聽文化中心「響徹世界的吼聲 GODZILLA FOREVER」
参考: https://www.tfai.org.tw/zh/program/seriesFilmList/2c9580828ab07611018b6107a11c010c
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いかがでしたでしょうか?
それでは本日はここまで