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第7波の影響と政府の方針2022.07.15

毎度お世話になっております。

クラウンライン台湾の岡和田でございます。

 

本日も忙しい駐在員様のために、話題となっているニュースを深堀して皆様にお伝えできればなと思います。

 

一時は1日当たり9万人以上の感染者を記録した台湾ですが、今ではかなり落ち着いてきて2万人台まで落ちてきました。

 

台湾の指揮センターは、感染者が1日当たり1万人以下に減少すれば、台湾からの海外団体旅行と、外国人観光客の台湾入境を解禁するとの見通しを示していると、7/11に経済日報が報じています。

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(参考) 間もなく感染者1万人へ、陳・衛福部長が予測/台湾
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一方、第7波が叫ばれている日本ですが、政府は行動制限などを要請することはしないと発表。

 

しかし、観光庁は「県民割」の期限を8月末まで延長し、代わりに7月上旬から開始予定としていた「全国旅行支援」の実施を延期すると発表しました。

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(参考) 県民割は8月末まで延長、全国旅行支援は延期へ。宿泊事業者が対応すべきこと

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感染拡大をなるべく抑えて、かつ経済を回すことは非常に難しいと思いますが、

日本政府には批判を恐れず、頑張ってほしいなと思います。

 

今回は、第7波拡大を受けて政府、国民の反応について、皆さんにお伝え出来ればと思います。

 

 

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第7波の影響と政府の方針

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先にも伝えた通り、第7波が到来しつつある日本ですが、政府関係者は「行動制限なし」を強調しています。

 

7/10、岸田首相が「新たな行動制限は考えていない」

7/11、政府分科会 尾身会長「今の段階では必要ない」

7/12、山際経済再生大臣「今の段階では考えていない」

 

しかし、一般企業の職場では独自の厳しいルールを設ける会社もあるようです。

 

■証券会社 30代男性

「隣の席の人が陽性になったら、対策を講じていても“濃厚接触者扱い”で、出社停止になる」

■不動産業 40代男性

「ある部署で陽性者が出たら、部署の人は全員PCR検査が必須⇒陰性でないと出社出来ない」

■とある保育園

「園児の保護者が陽性になった場合、子どもが陰性でも保育所が休園とする」

 

また他にも、会社独自ルールで外食を禁止しているところなどもあり、企業によってばらつきがあるようです。

 

ちなみに濃厚接触者の定義は、実は今年3月から条件が変わっているんです!

その条件は大きく分けて2つ。

 

・1つ目は同居世帯、同居している中の1人がコロナに感染したら、全員が濃厚接触者に該当

・2つ目は、マスクなどの感染対策をせずに、約1m以内で会話や食事を15分以上接触している場合、濃厚接触者に該当

※加えて、会社、中学、高校、大学などの場合は、感染した本人が接触者に連絡し、無症状であれば、行動制限は不要とする一方で、「リスクのある行動は、7日間控える」必要はあるとしています。

 

コロナ分科会の小林慶一郎さんは「濃厚接触者の行動制限など、過剰な独自ルールは経済的影響が大きいので、見直しを迅速にすべき」と話します。

 

また、東邦大学の小林寅喆教授は、「オミクロン株は感染スピードが早すぎて、行動制限の効果が出にくいため、あまり意味が無い」とも指摘しています。

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(参考) 第7波で感染者増加も政府は“行動制限なし”一方職場は“厳格ルール”なぜ?

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一方、政府対策本部では7/15、下記の2点の施策を強調しました。

 

・4回目のワクチン接種の対象範囲を、医療従事者と高齢者施設のスタッフなどにも拡大し、来週以降接種を始める

・夏休みの帰省前に検査を受けられるよう、主要な駅や空港などに100か所以上の臨時の無料検査拠点を整備する

 

あまり以前の施策と変わってないように思えますが、重症度が低いとわかっているからか、行動制限など無しでうまく耐えきってほしいと思います。

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(参考) コロナ第7波 効果的な換気と検査活用を 新たな行動制限せず

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まだ重症化病床はひっ迫していないようですが、発熱外来などは患者が殺到しているようです。

 

夏休みを前に不安要素が募るばかりですが、コロナ禍で自粛を強いられていた分「今年こそは」と考える人も多いようで、皆さん以下のように何とか工夫をして夏休みの計画をされているようです。

 

・公共機関は使わずに車を利用する

・県外への移動を控える

・人ごみの多いテーマパークを利用しない

・川/海などの自然であそぶ

・屋外レジャー・イベントを楽しむ

…などなど

 

自粛要請は出ていないので、旅行など楽しむところは楽しんで、できる限り余暇を楽しんでほしいなと思います。

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(参考) 今年の夏休み、どうする? コロナ禍、計画に変化5割

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