毎度お世話になっております。
気づけば台湾では5/11の感染者が5万7千人を越え、まだ増加傾向にあるようです。
台湾政府は新たに感染者数のピークを10万人~20万人と予測を訂正しました。
台湾の中央感染指揮センターは5/20から6/10ごろにかけてピークに達するとの予測を明らかにし、
水際措置の緩和については、7月ごろと見解を示しています。
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(参考) 台湾、流行ピークは今月下旬~来月初旬の見通し=コロナ対策指揮官
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台湾で初めてといっていいほどの感染大爆発で、政府の対応も状況に合わせ、様々な規制の変更が相次いでいます。
そこで今回は近々で発表されたコロナ関連ニュースと、政府の変更点をまとめてお伝えしたいと思います。
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感染爆発に合わせた隔離条件の緩和
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連日報道される感染爆発のニュースで不安になりますが、救いなのはその重症化率の低さです。
2022年の1/1~5/11の域内感染は累計47万8870人でしたが、無症状・軽症が99.79%を占めています。
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(参考) 域内感染6万5385人増、初の6万人台に
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感染大爆発と言えど、ほとんどの人がある程度の回数のワクチンを接種済み。また重症化が少ないオミクロン株ということもあり、欧米のような多数の死者などは出していません。
しかし、陽性者となれば隔離などで会社を休んだり、家族や職場・友人達へ濃厚接触者とさせてしまうので、経済活動や社会活動に与える影響は大きいと思います。
そうした経済活動の影響を鑑みて、台湾政府は濃厚接触者などの隔離条件を下記の様に変更しました。
<調整後の新制度>
【在宅隔離の対象】同居している親族や友人(学生寮のルームメートについては手続きに従う)
【自主的な対応となる対象】同じクラスの同級生、同じオフィスや職場の同僚のうち、密接な接触があった者
<在宅隔離対象者>
<自主的な対応となる対象者>
<自宅隔離方法>
(一)自宅隔離の最初の3日間は、1人1室での自宅待機を原則とし、外出は禁止する。
(二) 検査キットによる簡易検査を行い、陽性であればPCR検査で確認する。また、隔離期間中に症状がある場合、及び3日目(又は期間終了時)に簡易検査を実施し、結果が陽性であれば隔離を継続し、陰性であれば4日間の自主防疫を行う。さらに、7日目の簡易検査で結果が陰性であれば自主防疫が解除となる。
(三) 4日間の自主防疫の注意事項
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(参考) 感染者や濃厚接触者に対する規定の改訂(日台交流協会)
(参考) 台湾全土における濃厚接触者の自宅隔離日数短縮 (日台交流協会)
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街中では隔離中に必要となる簡易検査キットの品不足が叫ばれております。
マスク不足の時にも見られましたが、薬局では検査キットのための長い行列ができています。
しかしながら現在では、近所のコンビニでも検査キットが並んでいるのが見られるので、多少は品不足が解消したのかもしれません。
また台湾政府は検査キット不足を受け、2.75億回分を発注。5月末までに1億回超のキットが到着予定とのことです。
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(参考) 抗原検査キット、政府調達2.75億回分
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