毎度お世話になっております。
最近、台湾でも1日当たりコロナ感染者数の数字が過去最高になりそうな様子で、すっかり憂鬱になっている岡和田でございます。
また隣接する韓国では、未だ新型コロナウイルスの感染が目立っています。
新型コロナウイルスの発生から約2年半が過ぎた今、
各国が少しずつ、新型コロナウイルスに対しての対応に変化でてきたように思います。
そこで本メルマガでは、最近感染が増えている韓国における政府の動向を見ながら、
従来の対応やウイルスへの考え方の変化について考えていきたいと思います。
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1. 韓国政府 4/14に「特別旅行注意報」2年ぶりに解除
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韓国政府はの中央防疫対策本部は4/13の新規感染者数は前日に比べ14万以上に増えたと発表。
新規感染者数は前日に続き2日連続で20万人を下回ったとのことです。
同国では今年の3月に、一時期 新規感染者数が爆発的に増えました。
3/17の新規感染者数は62万人以上が達したことは記憶に新しいかと思います。
私達にとっては、2日連続で20万人を下回っている状況であっても、
まだまだ感染者数が多い気がしますが…
そのような中でも、韓国では様々な緩和を検討されているようです。
今まで、韓国では「特別旅行注意報」という海外旅行を計画している全ての国民に対して中止または延期を呼びかけていました。
2020年3月23日以降全ての国や地域に対して発令され、現在まで続いていましたが、
世界の新型コロナ動向や国内の防疫政策の変化や他国の入国制限措置などを考慮したうえで、
4/14より、それぞれの国ごとに発令される「旅行警報」を使用し、通常の体制に転換する方針を明らかにしたようです。
※「旅行警報」…下記の様に警告の強さの度合いに分けられ4段階あるそう
①「旅行留意」…もっとも低い
シンガポール、カナダ、オーストラリア、オランダなど22か国とアメリカ領のグアム、サイパン
②「旅行自粛」…下から2番目
イギリス、ドイツ、フランスなど129か国
③「撤収勧告」…下から3番目
ミャンマーなど
④「旅行禁止」…最も強い警告
ウクライナ
ちなみに「特別旅行注意報」の警報の強さの度合いは②「旅行自粛」以上、③「「撤収勧告」未満だそうです。
(わかりそうでよくわからない指標ですね笑)
現在では中国、ロシアなど26か国だけが「特別旅行注意報」が維持されています。
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▽参考:韓国政府 14日に「特別旅行注意報」解除=2年ぶり
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220413004300882
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未だ、一日に10万人を超える感染者がいる韓国で、何故解除に踏み切ったのか?
台湾や日本に住んでいると、このような緩和は非常に物議を呼びそうですが、
韓国では新型コロナウイルスに対する考え方が大きく変わってきているようです。
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2.韓国政府が15日に防疫措置緩和発表へ
マスク義務も解除
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韓国政府が早ければ4/18から、新型コロナウイルスの感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを調整し、
私的な集まりの人数制限、飲食店などの営業時間制限、屋外におけるマスクの着用義務など、解除する方向で検討しているとのこと。
制限を解除する方向で検討に入ったのは、オミクロン株の流行が減少傾向に向かったとの判断によるものようです。
また、中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は記者会見で、
「集団免疫が新型コロナ終息となる全国的な集団免疫の状態を意味するということなら、そうした状態に至るのは難しい」との認識を示しました。
「世界的にも、またわが国も、新型コロナ終息というよりは引き続き、
共生するシステムに移行されるものと予測している」と述べたのことです。
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▽参考:韓国政府が15日に防疫措置緩和発表へ マスク義務も一部解除か
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220413005700882
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前々から韓国は欧米のような強気なコロナ政策でしたが、
今回の報道をみて「ゼロコロナ」から「ウィズコロナ」へと大きく移行したように感じています。
新型コロナは終息するというより、インフルエンザのように
小規模な流行を繰り返しながら維持される可能性が高いと見ているようですね。
その一方、中国の上海ではロックダウンは続いています。
つまり、ゼロコロナへの挑戦です…。
また近頃、感染が増えている台湾では4/12に、
「ゼロコロナ」政策を続けてきた台湾政府が「重症者ゼロ」に対策を移行したと報道がありました。
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▽参考:ゼロコロナから「重症ゼロ」へ 感染拡大、蔡総統も自主隔離―台湾
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041200732&g=int
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今後、台湾や日本がどのように舵を切っていくのか、
見届けていきたいと思っています。