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中国は台湾侵攻をいつ踏み切るか?2022.08.12

毎度、お世話になっております。
クラウンラインの田原です。

 

早いもので8月も第2週が終わろうとしています。
そして、日本ではお盆を迎えようとしております。

近年、コロナ禍で中止となっていた地域のお祭りや花火大会・・・。

 

第7波の新規感染者数が高止まりしている日本ですが、
今年は久しぶりに夏の催しを開催しているところが多いようです。

 

さて、今回のメルマガでは、皆さんも気になる
"中国の台湾侵攻のタイミング"について考えていきます。

 

ご存じのように8/2にペロシ氏は台湾を訪問し、蔡英文総統と会談を行いました。

その影響からか、中国の人民解放軍は8/4から、台湾を取り囲むように6ヵ所で実弾演習を開始。
米国は原子力空母ロナルド・レーガンが南シナ海に、強襲揚陸艦トリポリが沖縄周辺に展開しました。

米海軍第7艦隊が台湾周辺に兵力を集結させており、
台湾海峡は米中の軍隊がにらみ合う一触即発の状況にあります。

台湾をめぐる米中の軍事的緊張は、現在、かつてないほど高まっています。

 

 

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専門家による台湾侵攻の見通しは2027!?
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・台湾の国防部(国防省)は8/6日に、人民解放軍が2027年には、
対台湾作戦や外国軍に反撃する作戦の実行に十分な力を獲得するとの見通しを示している。

・また2027年は健軍100年となる節目でもあり、今年後半に異例の3期目に突入する習近平政権の終盤。

・“国家主席を3期務めた偉大な指導者“として、大きな成果が必要とされ、台湾侵攻に踏み切る可能性がある。
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▼参考:中国、27年には対台湾作戦の軍事力十分に=国防部報告/フォーカス台湾
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2932d2e5489e53175f1783ed7da858f8ce38656
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もちろん個人的には、何も起こって欲しくないのが本音です。(+_+)

国内外の安全保障の専門家による「相場観」としては、習近平は3期目を盤石にし、
機が熟すのを待ってから台湾侵攻を実行に移すと言われてます。

しかし、今回のペロシの訪台のように米国の動きによっては侵攻が早まる可能性もあり得ますね・・・。

そこで、次は中国による台湾侵攻を早める可能性について考えてみます。

 

 

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ペロシ訪台が「口実」に年内の軍事侵攻もあり得るか!?
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・中国では、ゼロコロナ政策の失敗、不動産価格の高騰、
不動産会社の経営危機、地方銀行での預金凍結など、長年蓄積した歪みが庶民の暮らしを直撃。

・習近平が国内の不満を払拭するためには、ペロシ訪台という「火遊び」は、中国が行動を起こす格好の口実。
・そうなれば、党大会を前にした10月に台湾侵攻に踏み切っても、不思議ではない。

・元米海軍副次官でヨークタウン研究所創設者のセス・クロプシー氏によると、
早々に中国が台湾侵攻に踏み切るとしたら、全人代が3月に行われ、人事を改めて掌握する来春が有力とのこと。

・しかし、ペロシ訪台により、中国がどのような軍事的行動を起こすのかは不明。
中国が台湾との偶発的な衝突に乗じて、侵攻を開始する危険性は十分にあり得るとのこと。

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▼参考:中国にとって台湾問題は「恥辱の歴史」…習近平が腹をくくった、「台湾奪取」の戦慄シナリオ/現代ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccc887db5ff0e3cf3e16c9d362966f4c21db0e8b?page=1
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国内不満分子の目をそらすために台湾侵攻をするというのは、
代償が大きすぎるため、個人的はないと考えています。

 

しかしながら、中国は既に軍事的な準備を進めていくのも間違いありません。

引き続き、中国は大規模な軍事演習やミサイル発射、サイバー攻撃、偽情報の拡散、
経済的圧力を用いて台湾の人々の士気を低下を図るのは避けられないようです。

 

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