いつもお世話になっております。
クラウンライン台湾の岡和田でございます。
本日も忙しい台湾駐在員の方のために、少しでも参考になる情報を配信させていただきます。
さて日本ではオミクロン株の感染拡大が止まりません。
しかし日本医師会会長は、オミクロン株は「若年層にはインフルエンザに近いもの」と発表し、過度に恐れないようにと説明しています。
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(参考) オミクロン株「若年層にはインフルエンザに近いもの」日本医師会会長
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また5-11歳対象のファイザー製ワクチンも、厚労省から初承認を受けました。
5歳から11歳の子どもを対象に海外で行った臨床試験では、発症を防ぐ有効性は90.7パーセントで、重篤な副反応は確認されていないということです。開始予定は3月以降とのこと。
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(参考) 子どもへのワクチン接種 対象を5歳以上に拡大 承認方針を決定
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さて、本日は小さなお子様を持つ親御さんの不安を少しでも解消すべく、オミクロン株について調べてみました。
少しでも皆様の参考にしていただければ幸いです。
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◎オミクロン株の子供への影響は?
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▼オミクロン株が子供にもたらすリスク
米国では新型コロナウイルス感染症で入院する子どもが急増、過去最多を更新し続けています。未成年者は特にワクチン接種率が低いことと、優勢になった変異株の「オミクロン株」の感染力が非常に強いことが原因とみられています。
オミクロン株はその他の変異株と比べ、肺ではなく上気道(鼻から喉)で増殖しやすいことがわかっています。しかし、子供達は成人と比べ、上気道の疾患によって合併症を起こす危険性が高いと科学ジャーナル「ネイチャー」は警鐘を鳴らしています。
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(参考) 米国で子どものオミクロン株感染と入院が急増 特有のリスクが拡大
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▼オミクロン株に感染した場合の症状
オミクロン株の感染症例が多くなるにつれて、徐々にその特徴も解明されてきました。
典型的な症状、持続期間、重症化のリスクなどについて現時点での知見を感染症専門医の忽那氏がまとめてくれています。
・感染から発症まで(潜伏期間)が約3日と、従来のコロナウイルスの5日と比べて2日短い
・デルタ株と比較してオミクロン株では「のどの痛み」が多く、「嗅覚・味覚異常」が少ない
・咳は以前と同じ症状だが、オミクロン株は鼻水・鼻詰まり、くしゃみ、のどの痛みといった、いわゆる「かぜ症状」が多くなっている
・過去のワクチン接種やコロナ感染による免疫は、オミクロン株への感染を防ぐ効果が低い
・ただしオミクロン株で多くが軽症なのはワクチン接種や過去の感染による免疫の効果が理由の1つ
・イギリス、南アフリカ、アメリカの報告では、オミクロン株は重症化しにくいという報告がある
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(参考)「のどの痛みが多い」「嗅覚・味覚の異常は少ない」オミクロン株の症状の特徴は?
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▼緊急時・時間外の小児科医相談サービス
オミクロン株は感染してから発症が早いことは前出しましたが、それはつまり突然症状が現れるということです。特にワクチンを打てていない子供への重症化リスクはまだ不確かなことが多いので、もしもお子さんが夜中急に風邪の症状が出たら心配になりますよね。
以前、「ファストドクター」という緊急往来とオンライン診療のサービスを紹介しましたが、
子供専用の「キッズドクター」というアプリのサービスもあるようです。
サービス内容は下記の通り。
『チャット健康相談』…営業時間外の子供の急な体調不良の際に、看護師によるチャット相談
『オンライン診療』…スマホで医師の診察が受けられる
『往診』…自宅に医師が来てくれる ※地域限定あり
※「往診」対応地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知、兵庫
いざという時に、専門家に一言もらえるだけでも親の身としては安心感が違うと思います。
また地域によっては、自治体と医師会がオンライン診療サービスを地峡しているところもあるので、
ご自身の住まいの近くにどんなサービスが受けられるか調べておいた方がいいかもしれません。
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(参考) キッズドクター - 子供の健康を見守るアプリ
(参考) キッズドクターがひとり親家庭向けに夜間往診サービスの医師交通費無料プランを提供
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いかがでしたでしょうか?