毎度、お世話になっております。
2023年も残すところあと僅か!
本日も忙しい駐在員様に代わって、台湾に関係する話題を僭越ながらご紹介させていただきます。
最近は家で都市伝説や怪談系の番組を良く見ているのですが、台湾人の奥さん聞くと台湾にもそういった類の話が少なからずあるようです。
台湾では現在でも「拝拝(バイバイ)」といって神様にお供え物をしたり、紙のお札などを燃やしたりしているのを街でよく見かけます。
中元節や旧正月にはかなり盛大に行っているので、ほとんどの台湾人が習慣として無意識的に霊的な存在を受け入れているように思えます。
おそらく日本より先祖や神様といった存在を信じているのではないでしょうか?
そこで今回のメルマガでは、台湾で良く知られている怪談話をさせて頂ければと思います。
よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。
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道端で赤い封筒を見かけたら拾ってはダメ!?
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台湾や東アジアの一部に残ると言われている風習で、道端で赤い封筒を拾った者が死者との結婚を強要される「冥婚」というものがあるそうです。
2015年に「冥婚」をテーマにした映画が台湾でヒットしたこともあり、結構台湾の都市伝説の中では有名だそうです。
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屍憶 -SHIOKU- 【未体験ゾーンの映画たち】チャンネルより
参考: https://www.youtube.com/watch?v=sX18dv2Lrjg
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文献などの記録によると、古くは中国の漢代(紀元前206年〜西暦220年)には、すでに「冥婚」が存在していたそうです。
未婚で亡くなった男性の家族が、女性の死者を探して花嫁として合葬した、などの話が残っているそう。
また、合葬のような死者同士以外に「生者が亡くなった婚約者と“冥婚”をする」「婚約することなく亡くなった子どものために、家族が人を雇って“冥婚”を執り行う」など、いくつかのパターンがあったようです。
しかしながら、この「道端に赤い封筒を置く」が広まったのは、「冥婚」をテーマにしたドラマや映画の影響が大きいのでは?という説もあるようです。
台湾ルポライター・田中美帆さんのコラム内では”「冥婚」を研究していた方が言うには、親が大切な娘をよく知らない男性に嫁がせるはずはなく、赤い封筒が道端に置かれることはない”と断言されていたそうです。
もしかしたら「赤い封筒を道に置く」は、映画やドラマを見た人たちが広めた都市伝説的な可能性も考えられますね。
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台湾では道端に「赤い封筒」が落ちていることが…絶対に拾ってはダメ!拾うとどうなる⁉
参考: https://nichinichi-magazine.com/articles/detail/6910/2/1/1
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あなたは泊まれますか?
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「ホテル」という場所は、世界共通で幽霊がでるという話を良く聞きます。
これは台湾でも例外ではなく、調べた限り数軒あるようです。
特に台北の信義區にあるホテルには、あの有名なアクション俳優「ジャッキー・チェン」が実際に見てしまったとか・・・。
ある日、ジャッキーがスイートルームに宿泊した際、深夜に慌ててロビーまで降りて来て、「この部屋には一生泊まらないからな!」と叫んだという噂です・・・。
ご迷惑をおかけしないよう固有名詞は伏せますが、ご興味のある方は見てみてください。
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環太平洋圏の3大心霊ホテルを選んでみた
参考: https://note.com/scaristory_eng/n/n8a9a4bf4771f
台湾のお化けが出るホテル3選!あなたは泊まる勇気がある?
参考: https://www.fun-taiwanzine.com/archives/31775
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いかがでしたでしょうか?
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<編集後記>
今回、台湾の都市伝説を調べたのですが、
思ったよりあまり見当たらなかったです(日本語で調べたからかもしれません…)
それに対して日本はこう言った伝承、噂話、怪談、都市伝説…etcを驚くほど見聞きします。
単純に台灣の人口は日本より少ないため、都市伝説や陰謀論などを研究したり、情報発信する人数が日本より少ないだけの可能性があります。
その一方で、日本人は文化や歴史の探求を好む、英知に富んだ国民性なのかもしれません。
それでは本日はここまで