毎度、お世話になっております。
今回も忙しくする日本人の皆様へ、台湾・日本に関連したニュースや、海外引越にかかわる情報をご紹介いたします。
よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。
現地時間8/11、17日間に渡たり白熱したスポーツの祭典「パリオリンピック」が閉幕しました。
日本は金メダル20個、銀が12個、銅が13個のあわせて45個を獲得しました。
金メダルの数とメダル総数は海外で行われた大会の過去最多を更新したそうです。
一方、台湾も台湾は金メダル2個、銅メダル5個を獲得したそうです。
その輝かしい金メダルを獲得したボクシング女子57㎏級の林郁婷選手に、性別適格性を巡る騒動に巻き込まれたのはご存じでしょうか?
今回のメルマガではこの「パリオリンピックの性別論争」に関して深堀して皆様にお伝えしたいと思います。
よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。
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世界選手権で行われた疑惑の性別検査
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現在、競技大会でのトランスジェンダー選手の参加をめぐって様々な論争が生まれているのは皆さんもご存じだと思います。
しかしながら、今回のパリオリンピックではトランスジェンダー選手は参加しておりません。
ではなぜ、台湾の林選手に性別論争が起きたのでしょうか?
実はボクシング女子66キロ級で金メダルを獲得したイマネ・ケリフ選手にも同じような性別論争が起きています。
彼女らは紛れもない女性で生まれてきたのですが、この性別論争が生まれた原因が2023年にロシア主導の国際ボクシング協会(IBA)が主催した、女子ボクシング世界選手権にあると言われています。
林選手とケリフ選手はこの国際大会で、詳細不明の性別検査に不合格となり、失格となってしまいました。
※ちなみにIBAはその後、運営上の問題や審判の汚職などを理由にボクシングの国際統括団体としての認可を取り消されています。
※また林選手やケリフ選手が性分化疾患やXY染色体を持っている、またはテストステロン値が高いという医学的証拠は公表されていないそう。
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参考: パリ五輪/性別騒動 体育署、国際ボクシング協会を提訴の構え IOCと協議へ/台湾
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この性分化疾患とは、簡単に言うと元々男性(または女性)で生まれてきた人が、何らかの先天的原因により、女性化(男性化)してしまう疾患のことです。
私もこのような疾患があることを初めて知り驚きました。
同様の疾患を抱えている方で“元男の子ユーチューバー”の青木歌音さんという方もいます。
疾患発症時や、それに気づかず思春期を過ごした当時の苦悩を聞くと、非常につらい経験をされたんだなと感じました。
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参考: 性分化疾患公表タレント「胸が膨らんでるなんて…」身体の変化を周囲に言えなかった中学時代
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今回の女子ボクシングの選手が同様の疾患を持っているかは不明ですが、もしそうだったとしたら「それも自身の才能」の1つとして、自身の得意分野で表現することは何も間違っていないと私は思います。