毎度、お世話になっております。
本日も忙しい皆様に代わって、台湾・日本に関係する話題をご紹介させていただきます。
さて、元日に発生した能登半島地震からまもなく2週間が経とうとしています。
徐々に支援物資や自衛隊、ボランティアなどが被災者の元に行き渡っているようです。
そこで今回のメルマガでは、能登半島地震の現状とともに災害時に役に立つ情報をお伝えしたいと思います。
よろしければ、ご一読していただけましたら幸いでございます。
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行政と民間による支援活動
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現在、避難先の確保や、食料などの支援は届いているようですが、
「換気が悪い」「手洗いが出来ない」「体を洗えない」など衛生面での問題が浮かび上がっているようです。
これに起因して、新型コロナが一部の避難所内で流行するなど、2次災害的な事案も発生しているようです。
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避難所で新型コロナの集団感染が発生 “換気なし、手洗いできず”など衛生面で課題も
参考: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/934205
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断水が続く避難所では、自衛隊や政府機関が用意した簡易シャワーが、被災した方に笑顔を与えています。
また民間企業からの支援として、東京のベンチャー企業「WOTA(ウォータ)」が水再生装置を用いた簡易シャワーを提供しています。
石川県七尾市の避難所では1/5までに4カ所を回り、数百人が被災以来の汚れを洗い流したそう。
この簡易シャワーセットは、AI(人工知能)で水質を管理する水循環システムで、シャワー後の水を98%以上も再利用できるようにろ過する優れモノだそうです。
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断水の避難所に水再生装置のシャワー 17年前の能登地震が開発の原点
参考: https://www.sankei.com/article/20240106-U2Q7XW3OO5KQVKWEOJBO3JUALE/
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また災害時に非常に頼りになるのが現地のコンビニエンスストアです。
業界大手のファミリーマートは、北陸3県と石川県において、コンビニエンスチェーンのなかで最も店舗数が多く、特に被害が大きかった奥能登地域のコンビニは、地震前からファミマしかなかったそうです。
ファミリーマートは地震当初は約200店舗が一時休業したものの、1/11日時点での休業数は15店舗まで回復しました。
停電地域では、社有のハイブリッド車の非常用電源を活用。
大型車両の入れない地域に対しては、七尾市をハブとした社有車による物資ピストン輸送や特別車での配送なども行なっているそう。
支援物資も、水については子会社のクリアーウォーター津南などから、1/9までにPB天然水を合計18万本以上を支援。現地ニーズの変化に対応し、簡易トイレの供給(8万個)なども行なっています。
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ファミマ、能登半島地震の復旧進める 休業15店舗まで回復も課題は物流
参考: https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1560174.html
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岸田首相による2次避難の呼びかけ
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1/11に開かれた政府の対策本部にて、岸田首相は「インフラの復旧や住まいの確保には、さらに時間がかかり、被災者の命を守るためにも、より安全な場所に移ってもらうことが重要」と述べました。
石川県によりますと「2次避難」とは、「現在被災地の“1次避難”先から、インフラの整ったホテルや旅館などの安全な場所に移ること」だそうです。
さらに、その先にあるのは自治体が提供する仮設住宅などです。
県は、1次避難所と2次避難所の間に“1.5次避難所”を設けていて、ここで避難者により適した2次避難所を案内しています。
石川県では、11日午後2時時点で、255施設、1日約7000人分の2次避難所を準備しているそう。
主な受け入れ先は、金沢市・加賀市などのホテルや旅館となっています。
また県外でも、避難者の支援の動きが出ています。
斉藤国土交通大臣は11日、全国で約6500戸の公営住宅などを確保したと明らかにしました。
基本的に家賃は無料ですが、水道光熱費などが自己負担になる自治体もあります。期間は、自治体によって延長できる場合もあります。
福井県:公営住宅98戸(1年以内・水道光熱費は自己負担)
宮城県:公営住宅119戸(最長1年・光熱費は自己負担)
東京都:公営住宅100戸程度(半年)
埼玉県:公営住宅143戸(半年)
大阪府:公営住宅200戸・民間賃貸住宅約100戸(公営は1年以内、民間は3カ月以内)
兵庫県・神戸市:公営住宅110戸(県営は半年以内、市営は1年以内)
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「出ていく判断できない人が多い」総理も呼びかけ“2次避難”加速へ 必要なケアは?
参考: https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000332162.html
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いかがでしたでしょうか?
今回の地震災害をみて、私も思わず地元の避難場所やハザードマップなど確認してしまいました。
調べたところ、近くの避難所を確認するには「全国避難所ガイド」アプリが便利そうです。
また、地震・津波・噴火の速報や土砂災害・浸水害・洪水害の防災気象情報を国内最速レベルで配信するアプリ「特務機関NERV 防災」もおすすめです。
こちらはお天気アプリとしても機能的だと思いました。
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おすすめ防災アプリ5選 災害時の緊急速報や避難所の確認に役立てよう
参考:https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2306/04/news005.html
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