常住人口は2,300万人を越えています(2011年11月)。日本人在住者の数も正式な数で5万人を越えていますが、長期出張者や学生、未登録者も含めると10万人近いとも言われています。
上海で通常話されているのは「普通語」と呼ばれる言葉。他民族国家である中国はさまざまな方言を持ち、そのため北京語を基本とした発音を普通語と呼び公用語としています。また上海ではビジネスの場面でも普通語が多く用いられています。ただ上海出身者は日常上海方言である「上海語」を話します。上海でならばどこでも普通語が通じるが、あいさつだけでも上海語を話すことができれば、より庶民に溶け込むことができるのではないでしょうか。 中級以上のホテルや一部観光地などでは英語が通じるが、タクシードライバーを始め、まだまだ英語はあまり通じません。
上海と日本の時差はマイナス1時間。日本が午前8時なら上海は午前7時です。なおサマータイム制は採用されていません。
上海市は東経121度、北緯31度に位置し、年間平均気温は約17℃。四季があり気候的には東京に近いです。6月中旬には梅雨もあり夏は30℃を超えることもあります。秋は安定した気温が続き、特に10月から11月にかけては名物上海蟹もベストシーズンとなります。冬は氷点下になることは少なく、雪も数年に一度積もるといった感じです。
通貨は人民元。1元=12.2円(2012年1月現在)。両替は大手銀行の各支店、空港やホテルなどが一般的ですが、その他古北カルフールなど外国人が多く訪れるスーパー、デパートの中にも両替業者がカウンターを設けていることもあります。
中国の電圧は220V・50HZです。日本の100Vの電化製品を持ち込む場合には変圧器が必要になります。ノートパソコンやデジカメなどACアダプター100~240V対応可能の表示がついているものはそのままでも使用可能です。プラグの形はC型とO型が主流です。
街の移動に際してはタクシー、地下鉄、バスを使うことが一般的 です。タクシーの普及率、地下鉄、バスの路線網など、ハードの面では上海は中国のなかではかなり恵まれていると言えます。しかし運転マナーの面ではまあ未熟であるのが実情で、日本の感覚で横断していると事故に巻き込まれることもあり得ます。タクシーはメーター制、遠回りやメーターを使わないなどのトラブルは少なく安心して乗ることができます。今や路線距離世界一となった地下鉄そしてバスもそれぞれ使いこなすことができればかなり便利な乗り物です。そしてこれら公共交通機関の支払いが一枚でできるICカードもすでに登場しています。そして上海から近郊都市へは新幹線規格の「高鉄」が登場し、時速約300キロで各都市を結んでいます。街中の券売所、インターネットで気軽に購入できます(購入時、乗車時には身分証明となるパスポートの提示が必要です)。
すでに携帯電話もかなり普及しており、中国では電話機とSIMカードを組み合わせて使います。3大キャリア(中国移動、中国聯通、中国電信)が販売しており、プリペイドとポストペイドが選べます。最大手の中国移動はエリアカバー範囲も広くいわば中国のドコモといえる存在、聯通は共通規格「W-CDMA」を採用し端末も充実、現時点であのiPhoneの独占販売をしているキャリアです。3G方式での通信も普及しており、スマホも多く売られ、データ通信も問題なくこなすことができます。街中での無線LAN環境もスターバックスを始めとする有名飲食店内そして中国電信がすすめるホットスポット計画により、契約さえ済ませれば市内至るところでも無線LANによるネット接続も可能になっています(随時拡大予定、最終的には1万カ所を超える予定)。
今や在住日本人人口世界一となった上海、市内あちこちに日本人対象とした日本食レストラン、日本食スーパー、クリーニング、まんが喫茶まで、日本並みとはいかないまでも世界でも稀にみる多さで日本人をターゲットとした店が多くあり、これらの店では店内、受付まで日本語でこと足ります。この点では上海は今、日本人にとって最も住みやすい街のひとつと言うことができるでしょう。
広州は中国の南方沿岸部にある広東省の省都です。
地理的には広東省のほぼ中心、人口の密集する珠江デルタの北側に位置します。広州は広東省人民政府が置かれている省都であり、華南地区全体を司る行政の中心でもあります。2005年5月に国務院の許可を得て、行政区画の整理を実施し、現在は10区2県級市で構成されています。
人口は約900万人とされていますが、他省からの出稼ぎ労働者などの流動人口を含めると常住人口は約1,200万人と見られています。
これは上海市、北京市、深セン市、に次ぐ規模です。
広州では、中国語(普通語)も普及はしておりますが、広東人同士では広東語が話されています。
香港も近いため広東語を覚えていて損はありません。
気候は、亜熱帯季節風気候に属しているため、温暖で多雨、年平均気温は20度から25度位です。1月、2月は気温が下がり10度以下になることもあります。
日本人が住んでいるような地区には【JUSCO】がありますので日本の食材や買い物は大変便利です。
また大型のショッピングモールも点在しておりますので週末はたくさんの人で賑わっています。
気候は、亜熱帯季節風気候に属しているため、温暖で多雨、年平均気温は20度から25度位です。
1月、2月は気温が下がり10度以下になることもあります。
<万が一病気になってしまった際>
中国の医療機関は、国営、民営、外資系の3つに分類されます。
日本語対応のところは皆無に近く、通訳を介するか、中国語もしくは英語を使ってのコミュニケーションとなります。また、症状が重い場合は香港に行くという方もいます。
市内には外国人向けのクリニックもいくつかありますが、窓口が日本語対応といったところは珍しくなく、衛生面やサービスもしっかりしており、キャッシュレスにも対応しています。
・幼稚園
大きく分け日本のカリキュラムを取り入れた日系の幼稚園、インターナショナル付属の幼稚園、ローカルの幼稚園があります。日本語保育が受けられる日系幼稚園は広州のオイスカ幼稚園のみとなります。
・日本人学校
広州と深圳に日本人学校があり、珠海には日本人補習校があります。スクールバスはありませんので、保護者が運営するバスあるいはマンションから出ているバス、自家用車で通うことになります。
・インターナショナルスクール
広州、深圳、東莞、珠海などにインターナショナルスクールがあります。広州に最も多く集まっています。
・学習塾
現在広州には日本人が多く住む天河区に2つの学習塾があります。
日本人が住んでいるような地区には【JUSCO】がありますので日本の食材や買い物は大変便利です。
また大型のショッピングモールも点在しておりますので週末はたくさんの人で賑わっています。